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欧州のオーガニックコスメ認証制度の現状を報告


[2009/11/20]
欧州のオーガニックコスメ認証制度の現状を報告

1921年から自然化粧品の製造・販売を行ってきたヴェレダは10月28日、 「ヨーロッパにおける自然化粧品市場と認証制度の現状」 についてセミナーを開催した。

セミナーには、 2007年創立のオーガニック認証制度 「NaTrue (ネイトゥルー)」 起ち上げ時に中心になって活動したヴェレダ・スイス代表のモーリッツ・エーバソルト氏が駆けつけ、 講演を行った。

エーバソルト代表は 「一口に 『自然化粧品』 といっても、 自然成分を配合した化粧品、 ナチュラル化粧品、 オーガニック化粧品とニュアンスやカテゴリーが多様化し、 統一化した解釈がない」 と冒頭で述べた上で、 世界の自然化粧品メーカーを紹介しながら 「1990年代以降は、 自然化粧品市場の盛り上がりとともに、 メーカー数も増え、 現状では把握できないほどの企業が自然化粧品市場に参入している」 と現況を報告した。

自然食品の市場成長を追う形で、 ヨーロッパを中心に市場を拡大してきた自然化粧品は、 一般化粧品とともにグローバル展開が浸透し、 2007年度の世界の自然化粧品市場は約7500億円となっている。 化粧品市場全体で捉えると構成比はまだ約2%程度と大きくはないが、 毎年10%以上の成長率をみせており、 「2012年までには10%にまで構成比が伸びる」 (エーバソルト代表) 見込みがあるという。

ヨーロッパの08年自然化粧品市場は2100億円で、 世界市場の約3割を占める。 その上位4カ国 (市場構成比) は、 ドイツ (44・5%)、 フランス (16・1%)、 イタリア (15・5%)、 イギリス (11・9%) の順で、 依然としてドイツが最大の占有率となっている。

ここ3年 (05〜07年) で約30%増と急拡大をみせるフランスは08年、 イタリアを抜いて2位にまで市場を拡大し、 また、 隣国に遅れて普及し始めたイギリスも近年、 伸長し続けている。 カテゴリー別では、 スキンケア (61・4%)、 ヘアケア (20・9%)、 オーラルケア (5・8%) となっており、 化粧品関連が85%以上を占める。 近年では、 自然化粧品を使用する男性が増えているという。

ヨーロッパ以外では、 ドイツと並び世界の自然化粧品市場を牽引するアメリカ、 日本が今後も市場を牽引していくと見られる。

最高品質基準として「NaTrue」を創設

自然化粧品市場の拡大に期待が集まる中、 統一された定義や規律がなく、 「オーガニックやビオ、 ナチュラルといった類似言語が氾濫し、 生活者に混乱を与えている。 また、 オーガニック認証をビジネスとする団体が増え、 国や地域によって認証基準が異なる」 (エーバソルト代表) のが現状であり、 自然やオーガニックについて誤った認識が広まる恐れがあるという。

オーガニック認証協会 「NaTrue」 (本部‖ブリュッセル) の起ち上げは、 その問題解決を図るものとして期待されている。 これは、 ヨーロッパ議会の提言を認証基準のベースとする非営利協会として、 同社を含め自然化粧品を扱うメーカーが協働で発足したものだ。

「NaTrue」 認証の基準は、 最高品質基準として自然化粧品とオーガニック化粧品の違いを明確化するため、 認証マークに付与する星の数でグレードを分ける制度を設けている。

1つ星が自然化粧品、 2つ・3つ星の取得でオーガニック化粧品とした。 オーガニック化粧品の中でも、 3つ星は最高位ランクとなる。 そして、 各メーカーが展開する全製品の75%以上で 「NaTrue」 認証を取得しなければ与えられず、 1製品や1ブランドだけの認証ラベルの取得はできない。

また製造原料の認可に置いても、 化学的な処理が施されていない、 指定された溶媒液によって抽出する 「自然原料」、 ソルビン酸など自然界に存在するが実質的な採取が不可能であるため、 化学的処理を施した 「自然同一原料」、 自然界に機能条件を満たす原料がない場合に限り、 配合が認められる 「準自然原料」 の3分類とした。

界面活性剤や乳化剤は準自然原料に位置するが、 その製造プロセスへの条件を厳しくしており、 詳細な原料リストはHPで確認することができる。

そして、 認証ラベルの取得には、 全配合原料がそのいずれかに属する必要があり、 水は自然原料として取り扱わないため、 自然化粧品を取扱う志が極めて高いメーカーでないと取得は難しいといえる。

そのため厳しい基準下に置かれる 「NaTrue」 ではなく、 他の認証団体に申請する企業が増加することが懸念されるが、 エーバソルト代表は、 参加企業だけでヨーロッパ自然化粧品市場の3分の2を占めることから 「自然化粧品の認証マークの主流になれるだけの力はある」 と自信を覗かせた。

2010年「NaTrue」ラベルに切替

「NaTrue」 への理解を深めるためにセミナーを主催したヴェレダは、 ヨーロッパの自然化粧品市場で約20%のシェア率を誇り、 世界50カ国以上で販売する08年度売上高は約670億円、 09年度予想売上高を740億円としている。

品質を追求する同社は自然化粧品として重要な原料と製造のクオリティとともに、 製品そのもののクオリティ 「『安全性』 『有効性』 とのバランス」 を最重視している。 そうした中、 「NaTrue」 のグレード構成比は、 1つ星が5割、 2つ星が3割、 3つ星が2割となっている。 2010年には、 認証ラベルを 「NaTure」 に切り替えるという。

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