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にんにく一筋35年の長寿化粧品の秘密とは


[2009/02/26]
にんにく一筋35年の長寿化粧品の秘密とは

元祖無臭にんにく化粧品販売メーカーの(株)トーコ堂(東京都港区、若野典子社長)が、今年35周年を迎える。口コミで広がった販売網は、百貨店、薬局など大きく広がり、これまでに累計約30万個を売り上げている。

スタートは「自分のための化粧品づくり」だった。29歳で起業した若野社長は「敏感肌の自分に合う化粧品をつくるためにいろいろな自然素材を試し、たまたま試したにんにくが非常に効果があった。それで製品化したところ、みなさんがいい、と言ってくださる好評で、それならと会社を起すことになったんです」と当時を振り返る。

当時も健康素材としての認知度はあったにんにくだが、臭いイメージが強く、業界では化粧品に使うなどという発想は皆無だった。いわば「常識外れ」の化粧品だったが、独自の抽出法により有効成分を残したままの無臭化を果たし、機能性のある化粧品としての評価がじわじわと高まっていった。

以来、無臭にんにく化粧品一筋で移ろい激しい業界の波に飲まれることなく、ここまでしっかりと地に足を着け歩を進めている。「いいものと確信していますし、お客様もそう認識してくださって、親から子へと愛用してくださっている。そうやって支持し、信頼してくださる方のために誠心誠意お答えして、気がついたら35年経っていましたね」と若野社長。

にんにく一筋35年の長寿化粧品の秘密とは

「自分のため」の試行錯誤からいつしか関連本を出すなど「にんにく美容研究家」とまで呼ばれるようになった若野社長。「にんにくは古くから香辛料として愛用されてきましたが、最近では各国で科学的に研究が進み、その有効性やメカニズムがかなり解明されつつあります。化粧品成分としてみたときには皮膚からの吸収作用(経皮吸収)にすぐれ、血液循環を促進し、新陳代謝を活発にするなどとともに皮膚タンパク質の親和性が強く皮膚にとって有効であることが判っています」と"専門家"として、無臭にんにく化粧品のよさを説明する。

知識と顧客の広がりとともに商品ラインナップも拡充。創業期からの「Gクリーム」(3,990円=80g・税込)に、その後「Gローション」(3,650円=125ml・税込)、「クリーンソープG」(3,150円=100g・税込)などが加わり、現在では美容液、美容オイル、シャンプー、頭皮エッセンスなど20アイテムを揃える。

現在もメーンアイテムとして君臨する「Gクリーム」はじめ、超ロングセラーとなっている無臭にんにく化粧品。平均して2年に一度の商品改良、35年で値上げ幅800円、という企業努力、そして一貫して「にんにく」にこだわるぶれのない経営。中小化粧品メーカーの処し方として大いに参考になる"長寿企業"である。

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