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技術情報協会が高機能化粧品開発セミナー開催


[2005/12/19]

技術情報協会は、11月30日、セミナー「高機能性化粧品開発における最新動向および有用性評価」を開催した。 セミナーでは、ビタミンC60バイオリサーチ(株)の松林賢司社長が「最新の抗酸化化粧品成分開発の現状」をテーマに講演。フラーレン(C60)という素材について解説した。1985年に発見され、活性酸素との反応性が高く、生体内抗酸化作用の研究が進み、フラーレンの抗酸化作用を利用した薬の開発なども行われているとした。 活性酸素の消去メカニズムは、科学的結合、ラジカルの電子移動、触媒作用の3つの機構によりラジカルを消去すると考えられている。フラーレンの活性酸素消去能力による美容効果としては、老化防止(テロメア維持)、美白(メラニン抑制)、炎症緩和(赤ら顔抑制)、シワ抑制、アトピー抑制、セルライト抑制、紫外線防御、皮脂酸化抑制、アクネ治療、毛穴引き締めなどを挙げた。 91年にはメーキャップ用化粧品組成物をロレアルが、96年には資生堂がサンケア用化粧品組成物として利用、2003年には同社がスキンケア用化粧品組成物の関連特許23件を出願した。同じく2003年には電通と100人を超える女性に市場調査を行ったが、抗酸化力がビタミンCの400倍ということから、インタビュー参加者全員が購入したいと評価したという。 さらに同社は、優れたラジカル消去機能とビタミンCの少なくとも125倍以上の細胞死防御効果、ホワイトニング効果が期待され、安全性、安定性を兼ね備えた化粧品成分としてフラーレンの中でもRadical Spongeを商標登録している。広島県立大学・三羽研究室提供資料によれば、Radical Spongeにはメラニン産出細胞に添加するシミ、ソバカス、クスミなどの原因とされる紫外線、またはストレス物質による黒色のメラニン顆粒の産生を大きく減少させるという。 同社では今年、機能性化粧品向け製品販売とドクターズコスメ向け製品販売を開始した。ドクターズコスメとしては主にレーザーの後ケアやケミカルピーリングの後ケアに用いられており、62件のクリニックに導入されている。現在、新たにスターフラーレンを開発中だ。 ほかに花王(株)生物科学研究所・塚原和枝氏、ポーラ化成工業(株)中央研究所皮膚薬剤研究所・本郷麻耶氏、(株)資生堂ライフサイエンス研究センター主任研究員・針谷毅氏が講演した。

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