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茶コンソーシアムが「べにふうき茶」の発表会開催


[2005/12/19]

アサヒ飲料「べにふうき緑茶」をトクホ認可へ向け準備

茶コンソーシアムが「べにふうき茶」の発表会開催
アサヒ飲料(株)は9日、「『べにふうき』緑茶の抗アレルギー効果を探る!」と題した茶コンソーシアム主催の記者発表会において、ペットボトル飲料「アサヒべにふうき緑茶」の販売を来年1月より通信販売限定で行うことを明らかにした。また、同社飲料研究所商品開発グループ・永井寛副課長はべにふうき緑茶に関し、「現在、特定保健用食品の認可に向け、準備を進めている」とした。 べにふうきは1993年に命名、農林登録された紅茶系の品種で、有効成分としてエピガロカテキン3-O-(3-O-メチル)ガレート(EGCG3 “Me:以下、メチル化カテキン)が発見された。このメチル化カテキンには花粉症などのアレルギー症状の緩和作用が期待されるが、緑茶の標準的品種であるやぶきたには含まれていない。 九州大学大学院農学研究院・立花宏文助教授は、メチル化カテキンの特徴として(1)マスト細胞や好塩基球からのヒスタミン放出を阻害する、(2)高親和性IgE受容体の発現レベルを低下させるの2点を挙げた。また、血中滞留時間が長く、効果が持続するとした。 べにふうきは「茶の抗アレルギー作用を利用した食品の開発」を目的に、(独)農業・生物系特定産業技術研究機構・生研センターと同・野菜茶葉研究所、九州大学、静岡県立大学、名古屋女子大学、東京海洋大学、アサヒ飲料(株)、森永製菓(株)が集まり発足した茶コンソーシアムにおいて、開発や成分の解明、製品化に向けて取り組んできたもの。アサヒ飲料(株)以外にも、森永製菓(株)が菓子に応用し、同素材を使用したキャンディーを開発、販売を予定している。 また、茶コンソーシアムの山本万理コーディネータは、「開発から9年目にこのような形で商品になり、感無量。今後も様々な製品への応用を考えていきたい。現時点では外用クリームの製品化を検討している」と話していた。 べにふうき緑茶の抗アレルギー効果について研究成果を発表
茶コンソーシアムが「べにふうき茶」の発表会開催
アサヒ飲料の記者発表会に続いて、東京・虎ノ門パストラルにおいて、茶コンソーシアム主催による、「べにふうき緑茶の抗アレルギー効果を探る!」をテーマに、講演会が行われた。当日は、べにふうき緑茶のコンソーシアムの産学研究者6名により研究成果発表が行われた。 まず、野菜茶業研究所の山本万理研究室長が、「べにふうき茶の特性を探る」をテーマに講演。山本研究室長は、べにふうきがインドで紅茶用に栽培されているアッサム種に近い品種で、「べにほまれ」と「枕Cd86」の子供で、1993年に野菜茶業研究所で命名登録されたことを紹介。べにふうきは香りがよく、もともと紅茶、半発酵茶用品種として開発されたもので、カテキン含量が多く、アレルギーを抑制する作用をもつメチル化カテキンを豊富に含む特徴について概要説明が行われた。 この後、メチル化カテキンの含量の有無が品種によって左右されるだけでなく、摘採茶期・製造法によっても茶葉中の含量が大きく変動することを説明。べにふうき中のメチル化カトキンがマスト細胞からヒスタミンが放出されるのを抑制し、抗アレルギー効果を発揮する理由について、細胞内で、初期のシグナルとなるLynというチロシンキナーゼのリン酸化を抑制することが判明したことを示した。つまり、アレルゲンが細胞表面のレセプタに結合しても、そのメチル化カテキンが遮断するために、炎症物質が抑制されることとの研究成果が報告された。 次に「メチル化カテキンの作用点を探る」をテーマに、九州大学立花宏文助教授より、抗アレルギー作用の分子機構に関する説明があり、抗アレルギー因子のターゲット、炎症物質ヒスタミンの放出抑制作用について説明があり、この後、緑茶カテキンの受容体を介した、抗アレルギー作用について報告があった。 続いて、名古屋女子大学の佐野満昭教授と静岡県立大学の宮瀬敏男教授の共同研究として、「メチル化カテキン類の特性、体内動態を探る」をテーマに発表。その中で、茶カテキンが持つ機能が多岐にわたる中でも抗酸化性が果たす役割が大きいことを説明。EGGG3”Meが、単離あるいは合成した異性化体を含むメチル化カテキン13種の中で、ぺルオキシルラジカルの酸化に対する抑制効果が最も高く、IC50値におけるEGGGとの比較では低かったものの、遷移金属のキレート効果などの予防型活性化においても高い活性化を維持した。これらの吸収性や、体内での抗酸化活性の結果は、酸化的ストレスに関係する様々な疾患に対しても、このEGGG3”Meのようなメチル化体を含むべにふうきの有効性が期待されるとの見解を示した。 今回、べにふうき緑茶のヒト試験で臨床研究された、東京海洋大学保健管理センターの木谷誠一教授からは、「べにふうき緑茶へのヒトへの効果を試す」をテーマに、アレルギー患者への臨床試験と季節性アレルギーの臨床研究の実施結果について報告がなされた。 その中で、木谷教授は、東大病院アレルギーリュウマチ内科に外来通院中の軽症アレルギー患者が、あらかじめインフォームドコンセントを経て参加し、日本茶べにふうきの6カ月以上の投与で、主観的にも、客観的にも効果があったと説明。特に、アトピー性皮膚炎は即効性がないものの、長期投与で改善が認められた。季節性アレルギーの臨床試験では、4年間の臨床試験で、日本茶べにふうきは、スギ花粉症の症状軽減に役立ち、臨床試験でも鼻や眼の症状の悪化や抗アレルギー薬による眠気を避けることができ、季節摂取でQOLの改善が示され、べにふうきの予防食品として需要が期待できるとの考えを示した
茶コンソーシアムが「べにふうき茶」の発表会開催
アサヒ飲料の飲料研の永井宏氏からは、「べにふうきの緑茶の効果を活かした飲料開発」をテーマに、コンソーシアム各機関との共同で「べにふうき緑茶」を用いた、容器詰め飲料の研究開発を実施したことについて説明。べにふうきは他の品種に比べ、苦味をいかにマイルドにしていくかがポイントであったことを示し、茶葉の火入れ加工で苦渋味が低減することから、メチルカテキンの変動量と香味評価を行うことにより最適な火入れ加工条件の設定を試み飲料原料にした。また、べにふうき緑茶の飲料製造工程を想定した有効試験について触れ、抽出温度条件、殺菌方法を変えた飲料を反応液中に添加し、ヒスタミン遊離抑制への差異をみたところ、抽出温度が高くなるほど、殺菌方法では、レトルト、UHT、ホットパックの順にヒスタミン遊離抑制能が高まることがわかったをそれぞれ報告。製造時には、70℃以上の高温で抽出することが抗アレルギー性を高めるために有効であるとの研究結果が示された。 森永製菓のヘルスフードサイエンス研究所の亀井優徳氏からは、「おいしいべにふうき緑茶入り菓子を開発する」をテーマに開発状況を発表。その中で、亀井氏はべにふうき緑茶入りの菓子を開発する際に、茶葉そのものを使用するか、茶葉から抽出したエキスを使うかについて検討した結果、茶葉そのものの方が苦味・渋みを感じにくいことがわかった。また、菓子の試作をするに際し、茶由来の苦味・渋みを低減する効果や、茶の味を損なわない、そのものがアレルギー原因にならないとの選択基準で、約20種類の糖およびたんぱく質について調べた結果、糖としてはオリゴ糖、たんぱく質ではエンドウタンパクが基準をクリアー。これを用いて菓子の試作をつくり、体内の吸収性を茶飲料と比較吸収試験を行った結果、茶飲料との吸収性に大きな差がなく良好な結果が得られたとの研究成果が発表された。なお、同社では、茶葉を用いた様々な菓子の試作をしているとの説明もあり、来春には携帯性や食べやすさに優れたキャンディーの開発を進めているとの報告もなされた。

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