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合同ワーキンググループでジアシルグリセロールの安全性を検討


[2005/12/05]

2日、食品安全委員会新開発食品・添加物専門調査会合同ワーキンググループの第2回会合が、東京都千代田区・プルデンシャルタワーにて行われた。合同ワーキンググループは高濃度にジアシルグリセロール(DAG)を含む食品の安全性を検討するために設置されている。 ジアシルグリセロール(DAG)は、一般の食用油の主成分であるトリアシルグリセロール(TAG)がグリセリンに3本の脂肪酸がエステル結合しているのに対し、グリセリンに2本の脂肪酸が結合している。一般の食用油にも数%は含まれるが、特定保健用食品にはより高濃度で使用されている。 国立がんセンター・研究所がん予防基礎研究プロジェクトが行った「ジアシルグリセロールの発がんプロモーション作用に関する研究」の結果では、遺伝子トランスジェニック(遺伝子を改変し、発ガンへの感受性がより高い)ラットにジアシルグリセロールを高用量、中用量、低用量を投与したところ、雄ラットの舌の扁平上皮において、発ガンのプロモーション作用が示唆された。この研究結果を受け、NPO法人食品保健化学情報交流協議会・林裕造理事長が参考人として招致され、委員らから質問のあった遺伝子改変動物を検体とすることの妥当性に関しての参考意見として、発ガン促進作用と遺伝子障害による発ガンなのかを明確にする必要はあるとした上で、実験手法については「閾値を決めるための実験であり、最終的な行政の方向性を決定する実験と区別して考えるのであれば、問題はない」とした。 また、DAGが細胞に取り込まれるか否かの資料に対し、委員からは「実験によって、2つとも長い脂肪酸をもったDAGは細胞内に取り込まれにくいが、1つが長い脂肪酸で1つが短い脂肪酸を持ったDAGである1-オレオイル、2-アセチル-グリセロールは細胞内に吸収されたとしたものと、どちらも吸収されなかったとするものがあり、結果が相反している。細胞に吸収されるかどうかは発ガンに影響する可能性が高いので、確認してほしい」との要望が委員会に出された。また、「特異的な遺伝子によりガンの発現が左右される可能性がある場合は、食品にはその旨の表示をするべきかもしれないのでは」といった意見も出された。 国立がんセンター研究所で行われている「マウス皮膚二段階発ガンにおけるDAGのプロモーション作用の検討」の途中経過も報告された。この実験は最短の終了日として1月16日の週を予定しているが、引き続き継続される可能性もあるという。

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