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メタボ対策に期待の新成分を発見!


[2008/08/22]
(株)ファンケル(神奈川県横浜市、成松義文社長)はこのほど、ジョージア医科大学(米・ジョージア州)との共同研究を通じ、発芽玄米に含まれる成分のうち、メタボリックシンドロームや糖尿病によって促進される動脈硬化の予防・改善効果が期待できる成分「発芽米ステロール配糖体」を発見した。同成分は、ジョージア医科大学の糖尿病ラットによる実験で、動脈硬化の因子となる物質(ホモシステインチオラクトン)を分解する働きがある抗酸化酵素の活性を高めることが分かっている。糖尿病ラットを使った今回の実験では、その摂取群が動脈硬化を防ぐホモシステインチオラクトナーゼ(HTアーゼ)の活性を高くした発芽玄米、玄米のうち、具体的のどの成分が機能性を発揮しているのかを検討。玄米では見られなかった発芽玄米特有の活性成分を分離し、構造を同定した結果、それが「発芽玄米ステロール」であることを発見した。 この成分の主要な糖脂質は、フィトステロール(植物ステロール)が糖に結合している構造をしており、広く植物体に含まれているが、発芽玄米に由来する発芽米ステロール配糖体は、代表的な大豆由来の植物ステロール配糖体に比べ、特徴的な構造を有し、活性も異なることが明らかになった。今回の結果により、同成分がメタボリックシンドロームを予防改善する可能が示唆された。同社では今後、さらに研究を進め、ヒトでの臨床試験を日本と米国で実施。また、発芽米を積極的に拡販していくほか、発芽米ステロールを配合したサプリメントの開発を視野に入れ、研究開発を進めていく。HTアーゼは、臨床で注目されているパラオキソナーゼが示す活性の一つでホモシステインチオラクトンという悪玉物質を分解する。この悪玉物質は血液中にあるLDLコレステロールを酸化し、動脈硬化を促進させると考えられている。糖尿病やメタボリックシンドロームにおいては、HTアーゼ活性が低下する。なお、研究の成果は6月に米・サンフランシスコで開催された「第68回米国糖尿病学会」で発表され、さらに脂質研究分野の科学雑誌「Journal Lipid Research」への論文掲載が決まっている。
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