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東洋新薬 / 葛の花エキスの抗肥満作用に関与する成分を解明


[2008/04/25]
(株)東洋新薬(本社福岡県福岡市、本部佐賀県鳥栖市、服部利光社長)は葛の花エキスの抗肥満作用に関与する成分として、イソフラボンが有力であることを確認し24日、報告。第62回日本栄養・食料学会大会(5月2日から4日=女子栄養大学、埼玉県坂戸市)で発表する。 葛の花エキスは葛の花の部分から抽出して製造される機能性食品素材で、イソフラボンとサポニンを特徴成分に含む。同社の臨床研究で葛の花エキスの抗肥満作用は確認され、すでに昨年10月の第28回日本肥満学会で発表されている。 今回、同社は京都大学農学研究科 河田照雄教授との共同研究を行い、葛の花エキスの抗肥満作用に関与する有力成分がイソフラボンであることを確認した。 実験は、8歳齢雄性C57BL/6J〔※1〕に葛の花エキスを5%配合した高脂肪食(HF)を28日間摂取させ(HF+葛の花エキス5%群)、体重、摂餌量、脂肪重量、糞中脂質濃度を測定。これらの指標を高脂肪食のみを与えた群(HF群)と比較評価した。さらに、葛の花エキスのイソフラボン画分〔※2〕を低用量(L)または高用量(H)配合した高脂肪食(HF)〔※3〕を自由摂取させた群(HF+ISO−L群、HF+ISO−H群)、および葛の花エキスのその他画分〔※2〕を配合した高脂肪食を自由摂取させた群(HF+OTH群)を設け、同様に測定した。 その結果、体重についてはHF+葛の花エキス5%群、HF+ISO−L群、およびHF+ISO−H群において、HF群と比較して増加抑制傾向が認められ、特にHF+ISO−H群において有意な体重増加抑制が認められた。さらに、イソフラボンの配合量が多い高脂肪食ほど摂餌効率〔※4〕が低くなった。また、脂肪重量については、HF+ISO−H群において、HF群と比べて内臓脂肪重量・皮下脂肪重量ともに有意に小さくなった。糞中脂質濃度については、各群の間に有意さが認められなかった。 このことから、葛の花エキスの抗肥満作用に関与する成分がイソフラボンであると推定され、さらにその作用は脂肪吸収阻害によるものではないことが示唆された。※1 高脂肪食を投与することによって肥満が誘導されやすい特徴を有することから、食餌性肥満モデルとして広く用いられているマウス※2 葛の花エキスを、クロマトグラフィと呼ばれる方法によって、イソフラボンを含む画分と含まない画分とに分離した。これらの画分を、葛の花エキスとともに本試験の被験物質として用いた。本試験では、イソフラボンを含む画分のことをイソフラボン画分とよび、イソフラボンを含まない画分のことをその他の画分と呼ぶことにした。※3 イソフラボン画分を低用量配合した高脂肪食は、葛の花エキスを5%配合した高脂肪食とイソフラボン濃度が同等になるように調整した。一方、イソフラボン画分を高用量配合した高脂肪食は、イソフラボン画分を低用量配合した高脂肪食のイソフラボン濃度の1.5倍が含まれるように調整した。※4 体重の増加率÷総摂餌量。すなわち、摂餌1gあたりの体重増加量を表す。したがってこの値が低いほど、その飼料を食べても太りにくいことを意味する。

東洋新薬 / 葛の花エキスの抗肥満作用に関与する成分を解明

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