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日健栄協 / 「平成19年度第2回特定保健用食品講習会」を開催


[2007/12/03]
日健栄協は11月30日、「平成19年度第2回特定保健用食品講習会」を、東京・フィオーレ東京で開催した。 薬事・食品衛生審議会新開発食品調査部会委員でもある、帝京大学医学部・寺本民生・内科主任教授は「脂質代謝研究からの特保開発のヒント〜新しくなった動脈硬化性疾患予防ガイドラインをふまえて〜」をテーマに講演した。動脈硬化の治療にあたっては、「スタチン」という優れた薬品があるが、「スタチン」の増量効果は低く、副作用も懸念されることから「スタチン」と併用できる、LDL−コレステロール(悪玉コレステロール)を下げるトクホが求められるとした。併用して効果が上がった例として、"EPA"を挙げた。国内で行われた約1万8000人の高脂血症の男女を対象とした5年間に及ぶ臨床試験によれば、対照群を「スタチンのみ投与群」とすると、「スタチン+"EPA"を投与群」は、マイナス19%抑制したという結果が出ているという。 その他、今後のトクホ開発に望まれるものとして、(1)PPAR関連のトリグリセライドを低下させるもの、(2)メタボリックシンドロームに対応するもの、(3)PPARα、ABCA-1に関連するHDL-コレステロール(善玉コレステロール)を上昇させるものを挙げた。メタボリックシンドロームに対応するものとしては、(1)PPARγに関連する抗炎症作用があるもの、(2)"ビタミンE" ・ "ポリフェノール"などの抗酸化作用があるもの、(3)動脈硬化を予防するといわれるアディポネクチンに対応するもの、(4)SREBP1Cを抑制するもの、内因性カンナビノイド受容体抑制など抗肥満作用があるものなどを挙げた。 不二製油(株)フードサイエンス研究所・河野光登・栄養健康室長は「トクホ製品開発の経験から〜『リポスルー』(中性脂肪)の開発」と題し講演。「リポスルー」は、"大豆タンパク"に含有される"β‐コングリシニン"を関与成分とする中性脂肪低下作用のある製品だが、トクホ獲得までは困難な道のりであったことを紹介した。同社は高脂血症気味の健常男女62名を対象にした12週間に及ぶプラセボ群を設定した二重盲検試験によりヒト血中中性脂肪低下作用があるという結果を得ていたが、新開発食品評価調査会において試験前の中性脂肪値にプラセボ群と試験食群の間で開きがあったことが問題視され、新たに初期値を合わせた試験が求められたことを発表。また、再度の有効性審査でも、被験者の中性脂肪値が高いことが問題視されたが、境界領域に絞り再解析をすることが求められたが、再解析で有意な変動を確認しクリア。さらに、LDLコレステロール値が若干上がった事例について説明を求められたが、「有意差が無い。突発的要因」として釈明することで何とか了解を得たという。
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