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CoQ10が歯周病で損傷した歯肉組織の修復を助長


[2005/10/03]

9月22日〜23日に行われた日本歯周病学会の「2005秋季学術大会」で、コエンザイムQ10(以下CoQ10)が歯周病によって損傷した歯肉組織の修復を助長させる可能性が示唆されたという研究発表が行われた。 研究を行ったのは、日本歯科大学歯学部の鴨井久一氏、日本歯科大学歯学部歯周病学講座の佐藤悦子氏、沼部幸博氏、日本歯科大学付属病院総合診療科の久野彰子氏のチームで、原料の提供を行ったのは(株)サナルス(本社神戸市、富永健嗣社長)。同チームと(株)サナルスは、この結果については、共同で特許を申請しているという。 研究内容は、矯正治療中の患者から抜去した健常歯に付着したヒト歯肉線維細胞を培養し、CoQ10の添加を行い、非添加群と比較するというもの。添加群には正常な細胞の増殖と細胞の呼吸量の上昇が認められ、さらに細胞の形態が細長い紡錘体から胞体に厚みを帯びた紡錘形に変化した。これは、CoQ10 が細胞内に取り込まれ、ゴルジ体(真核生物の細胞にみられる細胞小器官の一つ)、ミトコンドリアなどの細胞内小器官へ移行した結果、細胞の機能が向上、活性化されたと推測される。つまり、CoQ10がヒト歯肉線維芽細胞の代謝活性を促進させることにより、歯周病治療後の治癒過程にある歯肉組織の修復を助長させる可能性が示唆された。 今回の発表は中間発表なので、次の学会でさらに詳しい結果発表を行う予定だ。

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