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遺伝子シグネチャーでウイルス性と細菌性感染症の事前鑑別が可能に

遺伝子シグネチャーでウイルス性と細菌性感染症の事前鑑別が可能に
血液中の遺伝子シグネチャー(genomic signature)によって、風邪やインフルエンザなど一般的な上気道ウイルスに曝露された人を、症状の発現前でも特定できることが、新しい研究によって明らかにされた。

米デューク大学(ノースカロライナ州)感染症専門医のAimee Zaas博士らは、風邪生ウイルス、呼吸器合胞体ウイルス、またはインフルエンザA型ウイルスのいずれかに感染した健常ボランティア60人を対象に、身体が感染に反応したために活性化する30の遺伝子における変化を調べた。

同氏らによれば、この遺伝子シグネチャーは、その感染がウイルス性か細菌性か判明する程度に有用であり、ウイルス感染者と非感染者を特定できるという。Zaas氏は「細菌とは対照的にウイルスに曝露されると、身体の免疫系は直ちに特殊な方法で応答する。遺伝子発現データを用いて応答の詳細を調べれば、病原体のタイプが判明する」と説明している。

医学誌「Cell Host & Microbe(細胞宿主と微生物)」8月号に掲載された今回の研究によって、上気道感染が発現した患者に対する治療法が変わる可能性がある。風邪、インフルエンザ、肺炎の症状は似ており、日数のかかる臨床検査の結果なしでは疾患を確認することができない。

著者の1人である同大学ゲノム医療センター所長のGeoffrey Ginsburg博士は、「関与する病原体を正確に知ることは、反応の速さと治療のタイプに影響するため重要である。この新しいアプローチは、より的確、かつ十分な情報に基づいた個別の治療法、つまり感染症の個別化療法につながる可能性がある。これは一般に、患者にも公衆衛生にもより良いことである」と述べている。(HealthDay News 8月6日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=629655
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(2009/08/17)
 

 
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