ダイエット情報局

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
第65回

40歳以降の太り過ぎは糖尿病のリスクを大幅に増加させ、血管も傷つける!

40歳以降の太り過ぎは糖尿病のリスクを大幅に増加させ、血管も傷つける!
◆ ◆ ◆
最近、過食や運動不足で太り過ぎになる人が増えており、太り過ぎになると耐糖能(血糖の処理能力)が低下し、軽度の糖尿病状態の、いわゆる「糖尿病予備群」となります。

最新の研究で、40歳代の太り過ぎは、その後の糖尿病のリスクを大幅に増加させることが明らかになりました。

ロードアイランド州(プロビデンス)にあるブラウン大学医学部のWaring らの調査研究(Am J Epidemiol 2010;171(5):550-6)では、フラミンガム心臓研究のデータを用いて、40〜50歳の男女1,476人を対象に、40歳代での体重と50歳を過ぎてからの2型糖尿病の発症との関係を調べました。

その結果、右図に示すように、体格指数(BMI=体重[kg]÷身長[m]÷身長[m])が25〜30の過体重の人は、BMIが18.5〜25の正常体重の人に比べ、2型糖尿病のリスクが3.2倍となり、BMIが30以上の肥満の人は4.6倍となりました。

このように、40歳以降の太り過ぎは、その後の糖尿病のリスクを大幅に高めてしまいますので、まだ太り過ぎになっていない人は太り過ぎないようにし、すでに太り過ぎてしまった人はできるだけ早く減量(減脂肪)に取りかかってください。

太り過ぎは、糖尿病だけでなく、がんや動脈硬化などにかかりやすくなりますので、健康状態を保ちながらの長生きがむずかしくなります。

太り過ぎになると、インスリンによる血糖(血中のブドウ糖)を下げる能力が低下するため、インスリンが増産されて高インスリン血症の状態になります。

高インスリン血症の状態になると、インスリン(鍵)と結合して筋肉細胞や脂肪細胞などにブドウ糖を取り込む鍵穴のような役目のインスリン受容体の量が相対的に減少し、血糖の利用効率がますます落ちる、いわゆるインスリン感受性低下(インスリン抵抗性増大)状態になります。

インスリンの感受性が低下した状態になると、すい臓はますますインスリンを増産しますが、インスリンを増産してもインスリンによる血糖処理がうまくできない状態になってしまうと、すい臓はバテ気味になって糖尿病が発症します。

また、太り過ぎると肥大した脂肪細胞などから、TNF-αやインターロイキン6といった炎症を促進するサイトカイン(生理活性物質)が出てきて、ますますインスリンの効き目を悪くしたり、動脈に炎症を起こしたりします。

やはり、太り過ぎの人は、体重(体脂肪)を減らして、細胞が本来持っているインスリンの感受性(効き目)を回復させ、正常な血糖状態に戻すようにしてください。

生姜(しょうが)をとると、たとえ高脂肪食であっても、血糖値や血中インスリン値を下げてインスリン感受性を高め、さらに血中の中性脂肪やLDLコレステロールも下げてくれます。

このように、太り過ぎの人、よく脂っこいものを食べる人、血糖値がやや高めの人、血中の中性脂肪やLDLコレステロールがやや高めの人は、日常の食事に"生姜(しょうが)"をしばしば取り入れ、かつ全身の筋肉をほどよく使う有酸素運動の習慣を身につけて徐々に減量して行けば、糖尿病などの代謝性疾患や脳卒中・心筋梗塞などの心血管疾患などを防ぐことができるため、健康体での長生きが可能となります。


■「食品医学研究所:簡単で効果的なダイエット法」(be-diet.h-and-w.jp)より
平柳要プロフィール
Dr.平柳のエビデンス・ダイエットTOP
Dr.平柳開発協力サプリ
〜エビデンス・ショップ〜
Wの細道血巡り美人美酒の友
ダイエット情報局
きれい通信TOP
 
新着 | 健康美容 | 海外 | ニュースリリース | 行政


モバイルニュースTOPへ

広告掲載について簡単依頼メールお問合せ
Copyright(c)2007-2019 All Rights Reserved.
健康美容EXPO