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Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
第60回

レスベラトロールは多少、脂っこい食事をしても肥満やメタボになりにくくする!

レスベラトロールは多少、脂っこい食事をしても肥満やメタボになりにくくする!
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 レスベラトロール(resveratrol)は赤ブドウや落花生の赤皮などから抽出される、優れた抗酸化作用をもつポリフェノールです。

 フランス人は脂肪の多い食事をする割には心疾患による死亡数が少ないのはレスベラトロール含有の赤ワインを飲んでいるため、というのが「フレンチ・パラドックス」です。

 ドイツのウルム大学のWabitsch氏らは、脂肪になる予定の前脂肪細胞をレスベラトロールにさらすと成熟した脂肪細胞への進行が防げられることを米国の内分泌学会(2008)で発表しています。

 フランス国立科学研究センター(CNS)のAuwerx氏らの研究(Cell 2006;127:1109-22)によれば、レスベラトロールが代謝や老化に関する遺伝子で「長寿遺伝子」とも呼ばれているSIRT1を活性化させると、多少脂っこい食事をしていてもあまり太らないそうです。

 高脂肪食のみのマウスは、体重がどんどん増えてしまうのに、レスベラトロールを1日あたり400mg/kg加えると主に脂肪による体重増加がかなり抑えられることが分かりました。

 また、スペインのグラナダ大学薬学部のGalisteo氏らの研究(Biochem Pharm 2009;77:1053-63)では、肥満ラットを8週間そのままにしておくと、中性脂肪が4.8→5.3mmol/Lとなり、レスベラトロール (10mg/kg/日)を加えると4.6→3.5mmol/Lに改善されました。

 血中インスリン濃度も、そのままにすると130→245pmol/Lとなりますが、レスベラトロールを与えると130→85mmol/Lに下がりました。

 さらに驚いたことに、収縮期血圧は、そのままにしておくと150→152mmHgとほとんど変わりませんが、レスベラトロールを加えると4週間後に、すでに152→130mmHgにまで22mmHgも低下しました。

 これらはレスベラトロールがSIRT1を強力に活性化し、高脂肪食による大脳の炎症を改善したり、エネルギー代謝を高めたり、血管拡張作用を有する一酸化窒素(eNOS)を生成させたりするためと考えられます。

 レスベラトロールは減量効果というよりもむしろ肥満抑制効果が期待できるポリフェノールのため、毎日、外食などで脂っこい食事をしている人でメタボが気になる人におすすめです。


■「食品医学研究所:簡単で効果的なダイエット法」(be-diet.h-and-w.jp)より
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