ダイエット情報局

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
第55回

食事前にオリーブオイルを摂るとダイエットに有効なワケ

食事前にオリーブオイルを摂るとダイエットに有効なワケ
◆ ◆ ◆
 オリーブオイル(olive oil)、とりわけ酸度が0.8%以下のエキストラバージン(EV)オリーブオイルは、地中海式食と組み合わせると抜群の抗酸化能を発揮します。

 スペイン(パンプロナ)にあるナバラ大学の生理中毒学部のRazquin氏らによる臨床研究(Eur J Clin Nutr 2009;On-line)によると、187人をランダム(無作為)に3群、すなわち(1)地中海食とバージンオリーブオイル多用群、(2)地中海食とナッツ類多用群、(3)低脂肪の標準食(対照)群に分け、3年間の継続摂取における血中の抗酸化能(TAC)や体組成などの変化を調べました。

 その結果,血中のTAC[mM Trolox]は、(1)オリーブオイル群3.5、(2)ナッツ群3.0、(3)標準食(対照)群2.0であり、(1)オリーブオイル群は(3)標準食(対照群)に比べ、有意に高い抗酸化能を示しました。

 また、血中のTACが高い人ほど体重が減少するという逆相関も認められました。

 このように、バージンオリーブオイルを多用する地中海食は、血中の抗酸化能を高め,しかも体重の減少によって動脈硬化に起因する心血管病の予防に役立つと考えられます。

 なお、オリーブオイルの常用がダイエット(減量)に役立つことは動物実験で明らかにされています。

 ニューヨーク州にあるアルバートアインシュタイン医科大学のSchwartz 氏らによるマウスを用いた実験(Cell Metab 2008;8(4);281-8)では、オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸(ω-9脂肪酸)の一部が胃に近い小腸でオレオイルエタノールアミド (oleoylethanolamide; OEA)とよばれる満腹感を増強し、空腹感を抑制する脂質ホルモンに変換されることを明らかにしています。

 OEAは視床下部にある満腹中枢を刺激し、早く、長く満腹感をもたらすため、できれば食事の1時間前くらいにオレイン酸を多く含むオリーブオイルを摂っておくと、その後の摂食量が少なくなるのです。

 オレイン酸はオリーブオイルの中でもEVオリーブオイルに多く含まれるので、EVオリーブオイルをおすすめしますが、やはり摂り過ぎは体重増加の素になりますので、一日あたり10〜20mL程度に留めておいて下さい。

 たとえば、昼食前にスプーンで5〜10mLを摂り、夕食前にも同様で、オリーブオイルを摂ると口の中が油っぽくなりますので、その後、水かぬるま湯を飲んでオリーブオイルが早く小腸に届くようにして下さい。

 オリーブオイルにはショウガ同様、整腸作用があり、摂り過ぎると便が軟らかくなり過ぎるので、その場合には摂取を控えるか、量を少な目にして下さい。


■「食品医学研究所:簡単で効果的なダイエット法」(be-diet.h-and-w.jp)より
平柳要プロフィール
Dr.平柳のエビデンス・ダイエットTOP
Dr.平柳開発協力サプリ
〜エビデンス・ショップ〜
Wの細道血巡り美人美酒の友
ダイエット情報局
きれい通信TOP
 
新着 | 健康美容 | 海外 | ニュースリリース | 行政


モバイルニュースTOPへ

広告掲載について簡単依頼メールお問合せ
Copyright(c)2007-2019 All Rights Reserved.
健康美容EXPO