ダイエット情報局

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
第53回

重度の肥満は糖尿病による死亡リスクが2.2倍で寿命を最大10年縮める!

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
◆ ◆ ◆
 肥満はその程度にもよりますが、寿命を最大で10年縮め、これはほぼ喫煙に匹敵するリスクだそうです。

 オックスフォード大学の共同研究班(PSC)による57の前向き研究(Lancet 2009;373:1083-96)で、894,576人(平均年齢46歳、平均BMI 25)の男女を対象に、5年間以上で平均8年間のBMIと主な生活習慣病による死亡リスクとの関係を調べています。

 BMIは体格指数ともいわれ、肥満の程度を評価するための指標で、体重[kg]÷身長[m]÷身長[m]で求まります。

 日本肥満学会の基準によれば、BMIと肥満度について、

低体重<18.5
18.5≦普通体重<25
25≦肥満1度<30
30≦肥満2度<35
35≦肥満3度<40
40≦肥満4度

となっています。

 この大規模な前向き調査で、死亡リスクが最も低かったのは、男女とも、普通体重の範囲内でやや太め(22.5≦BMI<25)の人達でした。

 BMIが25以上になると、その値が5ポイント増えるだけで、糖尿病での死亡リスクが2.16倍、肝臓病で1.82倍、腎臓病で1.59倍、心筋梗塞や脳卒中などの心血管病で1.40倍、何らかのがんで1.10倍、そして総死亡リスクで1.30倍となりました。

 一方、BMIが22. 5未満では、主に肺がんを含む呼吸器疾患の増加に伴って、BMIが低下するほど総死亡リスクが高くなり、特に喫煙者で顕著でした。

 BMIと寿命との関係について、肥満1度の人は0〜2年、肥満2度の人は2〜4年、肥満3度の人は4〜8年、肥満4度の人は8〜10年、それぞれ寿命が縮まることが分かりました。

 これは、重度の肥満が喫煙に匹敵するくらい寿命を縮める要因になることを示しています。

 肥満は心筋梗塞や脳卒中といった心血管病、糖尿病、高血圧、一部(食道・膵臓・大腸・乳房[閉経後]・子宮体部・腎臓・胆嚢)のがんの発症リスクを高めますので、肥満の人はできるだけ普通体重の範囲内でやや太め(22.5≦BMI<25)に戻すように努め、肥満でない人は肥満にならないように日頃からの予防を心がけてください。


■「食品医学研究所:簡単で効果的なダイエット法」(be-diet.h-and-w.jp)より
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