ダイエット情報局

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
第50回

エネルギー制限食は糖尿病・がん・心疾患・脳萎縮を抑制することをサルで実証!

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
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 霊長類のアカゲザル(平均寿命約27年)での20年間にわたる研究で、エネルギー摂取量を30%減らしたエネルギー制限食は、自由食に比べ、老化を遅らせるとともに、加齢関連の生活習慣病を防いで、長生きさせるようです。

 ウィスコンシン州(マディソン)にあるウィスコンシン大学医学部のWeindruch氏らの研究(Science 2009;325(5937):201-4)では、76匹の成人(7〜14歳)のアカゲザルを年齢や性別などを考慮して対照群(38匹)と制限食群(38匹)に分け、対照群には自由に餌を与え、制限食群にはエネルギー摂取量を30%減らした餌を与え、20年間における死亡率ならびに死因などを調べました。

 対照群のサルはこの期間に37%(14匹)が加齢関連の生活習慣病で死にましたが、制限食群では13%(5匹)の死亡にとどまりました。

 糖尿病(予備軍含む)は対照群の16匹に発症しましたが、制限食群では皆無でした。

 また、制限食群では、がんや心臓病の発症が少なく、運動や記憶を司る部分の脳萎縮も少ないことも分かりました。

 確かに、これまでの研究でエネルギー制限食は、LDLコレステロールや中性脂肪を下げたり、血圧の上昇を防いだり、体脂肪を減らし、糖尿病のリスクを減らすなどの報告が多数あります。

 また、大腸がんや心臓病のほか、炭水化物を控え目にしたエネルギー制限食ではアルツハイマー病のリスクを下げるといった報告もあります。

 結局、エネルギー制限をしている動物や人では、炎症マーカーである腫瘍壊死因子-α(TNF-α)、C反応性タンパク(CRP)、形質転換成長因子 β(TGF-β)の値がかなり低くなっているため、活性酸素などによる炎症反応が抑えられて、老化を遅らせたり、多くの生活習慣病の発症を食い止めたりできると考えられます。

 「大食いは早老け、早死にのもと」であり、アンチエイジングや長生きのためには、やはり「腹八分」が望ましいといえます。

 その際、エネルギー摂取量は多少、制限するものの、タンパク質や微量栄養素(ビタミン・ミネラル)は推奨量を維持する必要があり、一般にいう粗食(粗末な食事)とは異なりますのでご注意を!

※写真はイメージ


■「食品医学研究所:簡単で効果的なダイエット法」(be-diet.h-and-w.jp)より
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