ダイエット情報局

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
第44回

過激なダイエット用サプリメントを使っても体脂肪が燃えにくい人とは?

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
◆ ◆ ◆
 「1ケ月で8kgとか、9kgの減量に成功!」といった超過激なダイエット用サプリメントが個人の体験談としてWeb上などで多く見かけられます。

 このような激ヤセを宣伝文句としたダイエット用サプリメントで、たとえ体重の激減に成功したとしても、それが主に体脂肪の減少によるものか、または便秘の解消や水分の減少(利尿・下痢・発汗)によるものかをよく確かめる必要があります。

 そして、超過激なダイエット・サプリの多くは、その主要成分が交感神経系を賦活して、アドレナリン(A)やノルアドレナリン(NA)を多量に分泌させ、一部はAやNAを褐色脂肪細胞でのβ3アドレナリン受容体と結合させて中性脂肪を燃やすと同時に、他の多くのAやNAを白色脂肪細胞でのβ3アドレナリン受容体と結合させて中性脂肪を遊離脂肪酸に変えて燃えやすい状態にするもので、あとは筋肉をよく動かすようにすれば燃えます。

 ところが、このような超過激なダイエット用サプリメントには二つの大きな問題点があります。

 一つは、柑橘類由来のシトラスアウランチウム(主成分シネフリン)と多量のカフェインを一緒に摂ると、双方の中枢神経興奮作用が相乗的に働き、不眠や神経過敏の他、高血圧、動悸・息切れ、心臓発作、脳卒中などのおそれがあることです。

 もう一つは、日本人の約3分の1の人、それもやや太めの人に、倹約遺伝子の一つであるβ3アドレナリン受容体遺伝子に変異があるため、β3アドレナリン受容体を介して働くダイエット用サプリメントを摂ってもあまり効き目がないことです。

 この遺伝子に変異がある人はお腹が出っ張る、いわゆるリンゴ型の体型をしており、変異のない人に比べて、基礎代謝量も200kcal程度少ないため、体質的に痩せにくいのです。

 もう一つの倹約遺伝子は、脱共役タンパク質-1(UCP-1)遺伝子の変異であって、この遺伝子に変異がある人は、背中にあって熱産生に関与する褐色脂肪細胞の中で、脱共役タンパク質-1がうまく機能しないため、中性脂肪をうまく燃やすことができません。

 この遺伝子に変異がある人は、日本人の約4分の1にみられ、下半身が太っている洋ナシ型の体型をしており、変異のない人に比べて、基礎代謝量も 100kcal程度少ないといわれています。

 結局、生まれつき太りやすい体質の人はおそらくβ3アドレナリン受容体遺伝子と脱共役タンパク質-1遺伝子の一方か、または両方の遺伝子に変異があると考えられ、両方の遺伝子に変異がある人は変異のない人に比べて、基礎代謝量が300kcal少ない勘定になります。


■「食品医学研究所:簡単で効果的なダイエット法」(be-diet.h-and-w.jp)より
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