ダイエット情報局

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
第37回

肥大化した脂肪細胞から分泌される生理活性物質がメタボを招く!

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
◆ ◆ ◆
 脂肪組織は単なるエネルギーの貯蔵庫ではなく、様々な生理活性物質(アディポサイトカイン)を産生・分泌する巨大な内分泌器官でもあります。

 脂肪細胞が小さいうちは善玉のアディポサイトカインが分泌されやすく、肥大化してくると悪玉のアディポサイトカインが分泌されやすくなります。

 脂肪細胞のうち、とりわけ内臓脂肪細胞が肥大化すると、善玉のアディポサイトカインである、アディポネクチン(adiponectin)やレプチン (leptin)が減少します。

 アディポネクチンには血管の詰まりを除いたり、傷んだ血管を修復したり、血管を拡げたりして動脈硬化を防ぐ働きのほか、インスリンの効きをよくして血糖値の上昇を抑える働きや、筋肉などでの脂肪燃焼をよくする働きがあります。

 レプチンは満腹中枢を刺激すると共に摂食中枢を抑えて、過食を防ぐ役目をしますが、脂肪細胞が肥大化するとレプチンの分泌が鈍くなり、つい食べ過ぎてしまします。

 一方、悪玉のアディポサイトカインには、アンジオテンシノーゲン(angiotensinogen)、腫瘍壊死因子(TNF-α)、プラスミノーゲン活性化因子(PAI-1)、レジスチン(resistin)、遊離脂肪酸(free fatty acids)があります。

 TNF-αはアディポネクチンと逆にインスリンの効きを悪くして、血糖値と血中インスリン濃度を高めてしまいます。

 また、肝臓や肥大化した脂肪細胞から分泌される酵素のアンジオテンシノーゲンは血圧調節機構(レニン-アンジオテンシン-アルドストロン系)を活発にして、血圧を上昇させます。

 さらに、肝臓や血管内皮細胞のほか、肥大化した脂肪細胞から分泌されるPAI-1は、血栓を溶解するシステムの働きを妨げ、血栓をつくりやすくします。

 レジスチンはインスリンの効きを悪くし、いわゆるインスリン抵抗性を高めます。

 脂肪が分解されてできる遊離脂肪酸が大量に血中に放出されると脂質異常を起こしたり、インスリンの効き目を悪くしたりします。

 このように、体脂肪のうち、とりわけ内臓脂肪の細胞が肥大化すると、高血糖、脂質異常、高血圧といったメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を招き、さらには動脈硬化を進行させ、挙げ句の果てには、糖尿病や脳卒中および心筋梗塞といった生活習慣病にまで発展するおそれがあります。

 しかし、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、ダイエット(食餌減量)や運動によく反応するので、本人のヤル気さえあれば、内臓脂肪を減らすことは比較的容易です。

■「食品医学研究所:簡単で効果的なダイエット法」(be-diet.h-and-w.jp)より
平柳要プロフィール
Dr.平柳のエビデンス・ダイエットTOP
Dr.平柳開発協力サプリ
〜エビデンス・ショップ〜
Wの細道血巡り美人美酒の友
ダイエット情報局
きれい通信TOP
 
新着 | 健康美容 | 海外 | ニュースリリース | 行政


モバイルニュースTOPへ

広告掲載について簡単依頼メールお問合せ
Copyright(c)2007-2019 All Rights Reserved.
健康美容EXPO