ダイエット情報局

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
第29回

危険なダイエット法ではなく、減量の王道を歩みましょう!

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
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 素早く劇的に体重を落とす減量プランは、長期的な減量効果は見込めず、むしろリバウンドを伴った心血管病のリスク増大といった有害な結果をもたらします。

 誇大表現と思われるダイエット法(食事療法)を見分けるには、(1)週に0.5〜1kg(月に2〜4kg)以上の減量を約束するもの、(2)低脂肪の健康食に触れずに減量を約束するもの、(3)ダイエットの前・後で劇的に変化した人の写真を示すもの、(4)体験者や専門家の意見を全面に押し出したもの、(5)バランスのとれた食事を勧めることなく一種類の食品に注目させるもの、(6)調理器具や食材、サプリメントあるいはセミナーなどに多額の費用を要するもの、などをチェックするとよいでしょう。

 ミネソタ州(ミネアポリス)にあるフランツ社のFranz氏らによるシステマティック・レビュー(J Am Diet Assoc 2007;107:1755-67)では、1年間以上にわたって実施された減量に関するランダム化比較試験の論文のみ80編を抽出して、8種類の減量方法での完遂者計18,199人の6〜48ケ月間における体重変化を比較しました。

 それによると、短期間で最大の減量効果が果たせるのはマイクロダイエットのような超低カロリーダイエット(very-low-calolie diet; VLCD)ですが、6ケ月を過ぎた後のリバウンドも大きいことが分かります。

 超低カロリーダイエット(VLCD)は、エネルギー摂取量を極端に低く抑えてしまうため、脳が飢餓状態に瀕していると判断し、体質が飢餓モードに切り替わり、猛烈な食欲に襲われ、摂取した余分なエネルギーは脂肪として蓄えられるためリバウンドが激しく、人によっては元の体重より増えてしまうことすらありますし、免疫機能を低下させて病気になりやすい体質にしてしまいます。

 逆に、単なるアドバイス(advice)だけとか、運動(exercise)だけでは、あまり減量効果は期待できません。

 また、脂肪吸収阻害効果のあるオルリスタット(Orlistat)や、食欲抑制効果と褐色脂肪組織での熱産生促進効果のあるシブトラミン(Sibutramine)といった肥満抑制薬は、確かにリバウンドを抑える効果はありますが、多少の副作用を伴います。

 ふつうの食事の代わりに、多種のビタミンやミネラルなどのサプリメントを加えた低カロリー・高タンパク質の規定食品をとる食事代用(meal replacement; MRP)は、ボディビルダーなどの必需品となっており、それなりの減量効果はあるものの、色々なものを食べたり、美味しいものを食べたりする自由度が低く、かなり強い動機づけがないと長続きはしません。

 やはり、効果的な減量を果たすには、多少のリバウンドはあるものの、エネルギー摂取量をやや抑えた無理のないダイエット法と、基礎代謝を高めるための運動を組み合わせた減量(diet+exercise)法が最も望ましく、これが減量の王道といえるでしょう。

 米国の大学生の調査で、減量するのに女子大生はダイエットを、男子学生は運動を選ぶ傾向にあるようですが、やはりダイエット法と運動を併用したコンビネーション減量法が最も効果的です。

■「食品医学研究所:簡単で効果的なダイエット法」(be-diet.h-and-w.jp)より
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