ダイエット情報局

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
第15回

食後の運動はその後の食欲を抑えて食事量を減らします

Dr.平柳のエビデンス・ダイエット
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 運動はエネルギー消費に役立ちますが、その後の食事量を増やすのではないかと思っていましたが、実際にはその後の食欲を抑えるため、ダイエット効果が期待できます。
 しばらくダイエットをすると、体重減少のピークが見られた後、体重減少がほとんど見られない水平状態の時期となりますが、その時は、食欲関連ホルモンが代謝のしくみを変えて、より少ない食事量に合わせてエネルギー効率を高めるのだそうです。
 ロンドン南東部のサリー州にあるサリー大学生物医学分子科学部のRobertson氏らによる研究(J Endocrinol 2007;193:251-8)では、12人の被験者に標準的な朝食をとってもらい、運動群の6人には食後1時間してから中程度(最大心拍数の65%)の運動を1時間、静座群の6人には静かに座っていてもらいました。
 朝食前から昼食まで、ほぼ30分間隔で採血し、消化管からの食欲関連のホルモンであるグレリン(ghrelin)、ペプチドYY(peptide YY)、グルカゴン様ペプチド-1(glucagon-like peptide-1; GLP-1)、膵臓ポリペプチド(pancreatic polypeptide; PP)の血中濃度やエネルギー消費量ならびに昼食の摂取カロリー量を調べました。
 その結果、運動群のエネルギー消費量は492kcalで、静座群は197kcalでした。
 昼食はビュッフェ形式で好きなだけ食べるように指示したところ、その摂取カロリーは運動群で421kcal、静座群で565kcalでした。
 食欲刺激ホルモンのグレリンの血中濃度は運動により不変でしたが、満腹感を脳に伝える食欲抑制ホルモンのペプチドYYをはじめ、GLP-1やPPも運動の中盤から運動後にかけて増加しました。
 意外であったのが、運動群のほうが、静座群よりも空腹を感じにくく、その後の食事による摂取カロリー量が少ないことでした。
 その後、英国のローボロー大学スポーツ科学部のBroom氏らの研究(Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol 2008;Nov 5:On-line)で、有酸素運動(トレッドミル)は非有酸素運動(重量トレーニング)に比べ、グレリンを抑え、ペプチドYYを増やす効果が大きいため、有酸素運動のほうが非有酸素運動よりも食欲をより抑えられる可能性があります。
 このように、食事した後に運動をすると、食欲ホルモン類の働きによって、食欲が抑制され、エネルギーのバランスが消費増大の方向に傾いて、ダイエットに役立ちます。

 
■「食品医学研究所:簡単で効果的なダイエット法」(be-diet.h-and-w.jp)より
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