高分子コラーゲン「合成コラーゲン(ピュアコラ)」 は、世界初の合成技術で生まれた 原料特集

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原料特集 情報提供:JUC株式会社

化粧品原料で注目 世界初の合成技術で生まれた高分子コラーゲン 合成コラーゲン

化粧品の可能性を広げる純度100%の合成コラーゲン「ピュアコラ」を紐解く

世界初の合成コラーゲンが、新たな化粧品原料として注目を集めている。天然では難しかった耐熱性、加工による多様性など、革新的な末端製品への展開にも期待が拡がる。非動物由来型高分子コラーゲン「ピュアコラ」を展開するJNC(株)の動向からその可能性や今後についてレポートする。

天然コラーゲン同様の3重らせん構造有する合成のコラーゲン

3重らせん構造有する合成コラーゲン

ピュアコラは、発酵や合成により製造したアミノ酸のみを使用してつくられた非動物由来型高分子コラーゲン。天然コラーゲンのアミノ酸配列を基にアミノ酸を化学的に重合し、天然コラーゲンと同様の3重らせん構造を有する。これまで市場には、コラーゲンの合成モノはなく、動物由来が一般的だった。合成コラーゲンであるピュアコラは、天然の特徴をもちながら、新たな機能性も保有し、化粧品原料として多様な可能性を秘める。

合成コラーゲン 化学式と商品開発

すぐれた耐熱性と加工による多様性

ピュアコラと豚皮膚コラーゲンの比較

最大の特徴は、耐熱性にすぐれるという点にある。天然モノでは40℃以上でコラーゲンが分解し、らせん構造が崩れ、ゼラチン化する。一方、純度100%のピュアなたんぱく質のピュアコラは、80℃に加熱しても3重のらせんが維持される。従って加熱殺菌や熱風乾燥が可能となっている。加工による多様性にもすぐれ、化粧品としてのさまざまなアプリケーションが期待できる

 


特性生かした革新的化粧品アイテムもすでに複数製造

製造された化粧品アイテム

原料供給と並行し、加工品のOEM展開も手がけるJNCでは、こうしたピュアコラの特徴を生かした加工品をすでに複数製造している。不織布の片面にフィルム状にしたピュアコラを貼り付けた製品は、ケアしたい個所に貼付して水を吹きかけるなどで、ピュアコラがキレイに肌に転写。そのままピンポイントでスキンケアが可能な美容液。凍結乾燥させたピュアコラをピンポイントで肌の上で溶かす製品もある。まつ毛のトリートメント剤に配合し、長時間、効果をキープする製品の試作品も完成している。いずれも、コスメアイテムとして革新的であり、デモの段階でも反応がよく、すでに製品化が決まっているものもあるという。

 

非動物由来ゆえの確かな安全性

動物コラーゲンの原料とリスク

化粧品の可能性を広げる世界初の合成コラーゲン、「ピュアコラ」。加工における多様性により、今後、さまざまな形で市場に浸透していきそうだが、忘れてはならないのは、合成ゆえの安全性である。海外では合成品がスタンダードだが、その大きな理由は安全性にある。非動物由来のアミノ酸からつくられるピュアコラは、動物由来で懸念されるウイルス混入の心配は当然なく、化粧品原料としての安全性は極めて高い。合成で作られたポリペプチドであり、アレルギー等を起こす高原性部位(テロペプチド)は皆無で、肌が弱い人でも安心して使用できる。非動物由来のため、臭いがなく、それゆえ高濃度で使用できるメリットもある。

合成コラーゲンの用途展開

肌効果測定では明らかなシワ改善効果も

レプリカ陰影比較写真

肌効果を測定したデータも取得されている。ピュアコラを配合した化粧水をモニター(40代女性)に3ヵ月使用してもらい、目じりをレプリカ法で解析した。その結果、レプリカ陰影画像において、明らかにシワの改善が認められた(写真)。

 


総シワ平均深さ変化量(相対値)

ピュアコラ配合化粧水とピュアコラ非配合化粧水の比較も行っている。その結果、ピュアコラ0.5%配合化粧水ではシワの改善がみられた。(表参照)


世界初の合成コラーゲンとして、安全性、機能性、多様性など、多くの可能性を秘める新しい化粧品原料「ピュアコラ」。医療用としての展開も視野に入れる同素材が、まずは化粧品原料市場で大きなうねりを起こしそうである。

トピックス

コラーゲン市場

コラーゲンは動物組織の皮膚、血管、腱、歯などの組織に存在する線維状のタンパク質で、からだを構成する全タンパク質の約30%を占める。健康食品・化粧品原料としてその認知度は高く、市場規模は200億円前後といわれる。原料は、豚、牛、鶏、魚由来がある。当初は味、臭いの面で牛由来が主流だったがBSE問題により原料の切り替えが進み、現状は豚由来60%、魚由来30%、牛・鶏由来10%程度と推定されている。

コラーゲン
 

人工皮膚が出発点?

ピュアコラは、肌につけると充分なしっとり感がありながら、サラッとしている。しかもその持続時間は長い。まるでもうひとつの薄い皮膚に覆われているような感覚だ。聞けば、実は人工皮膚としての開発を狙っていたというから納得である。

肌細胞
 
 
 
“合成コラーゲン”に精通するJNC株式会社 化学品事業部 竹林貴史氏にお話を伺いました。

魅力的な加工品の提案などでピュアコラのよさを市場に拡げていきたい

ピュアコラ製品

合成コラーゲンは、もともと大学研究室で医療用として開発がスタートしました。ヨーロッパでは動物由来が嫌われるので、非動物由来で出来ないかと模索する中、天然コラーゲンに存在する3大アミノ酸を出発原料として合成で繰り返し並べたところキレイに3重らせんを巻くことがわかりました。ちょうどその頃、化粧品市場でヒアルロン酸、コラーゲンがブームだったこともあり、まずは化粧品原料として「ピュアコラ(商標登録)」の愛称で展開しようと国内で1年前から紹介を始め、いまに至っています。医療材としてのベースがありますので、製品力はすぐれています。その中で化粧品素材としてアピールする部分としては、やはり熱耐性になります。これは日本で受けがいいというのが、実際のところではあります。最初に採用されたのがコンディショナーでしたが、天然ものでは不可能ですからそういうニーズは多いのだと思います。もちろん、無臭、安全性、特に抗原性がないことやウイルスフリーという点は、天然モノとの比較においても大きなアドバンテージですね。もっとも、原料として優れた部分をPRするのもいいのですが、商談を重ねる中で、ではその先なにができるのか、という部分が重要であると考えました。そこで、肌の上ですぐに転写できる水溶性の化粧フィルムやピュアコラを配合したまつ毛トリートメント剤など新しい企画製品を作ったわけです。従来なかったこともあり、完成品としての提案では非常に引きが強く、OEMには手ごたえを感じています。ローション、エッセンスなどの基礎化粧品、エッセンス、ジェルマスクなどのシートマスク美容液など、お客様にとって最適な使用を企画立案し、提案いたします。合成コラーゲンというと市場ではまだ“新人”であり、一般にはまだ認知度が低いかもしれませんが、今年秋口から採用製品も市場に出ますし、そのすぐれた機能性を1人でも多くの方に実感してもらいたいですね。OEM事業も含めまずは3年で10億を目指したいと考えています。

JNC株式会社 竹林貴史

JNC株式会社 化学品事業部 ライフケミカル部 次席 竹林貴史氏

入社からこれまでに再生医療材、医薬中間体、香料などを研究。現在は化粧品の企画開発などを行う。

 
【JNC株式会社】
チッソ株式会社から事業を引き継ぎ、2011年4月1日に営業を開始。『優れた技術で、社会の進歩に貢献する先端化学企業』をモットーとしてエレクトロニクスの最先端技術である液晶材料や有機EL材料、ナノテクノロジーを応用した精密加工材料やES繊維・不織布など、独自の製品開発を行う。
所在地
東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル
TEL : 03-3243-6760
FAX : 03-3243-6960
http://www.jnc-corp.co.jp/purecolla/
化粧品原料合成コラーゲン「ピュアコラ」のお問い合わせはこちら JNC株式会社



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