ゲル製品の製造に力を入れ、キメの細かいサービスがクライアントから支持を集める株式会社ナユタ 企業特集【健康美容EXPO】

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企業特集 創業25年の化粧品OEM企業が貫くポリシー 儲けを考えない経営の真意 化粧品OEM企業 株式会社ナユタ nayuta

2011年5月に創業25周年を迎える化粧品OEM企業・ナユタ。ゲルクリーム、クレンジングゲル、ピーリングゲル、ゲルローションやパックなどの、ゲルを軸にした高い技術力に加え、キメの細かいサービスがクライアントから絶大な支持を集める。効率や利益重視では失われがちな、目に見えづらい“付加価値”を大切にする。面倒をいとわない愚直なまでの品質第一主義の原点は、四半世紀の同社の歴史を遡ると自ずとあぶりだされる。

かゆいところに手が届くサービスの追求

山社長 スタッフ 商品開発

「数多ある化粧品OEM企業として、提供できる製品のレベルは、正直、どこもそれほど差があるとは思いません。もちろん、それでも優劣はあるでしょう。ただ、私どもは、規模がそれほど大きくないこともありますが、だからこそ細かい部分にも配慮ができるかゆいところに手が届くという部分を強みとして考えています」と同社山社長は、ソフトな口調で自社のストロングポイントを訴える。



車でいえば、大型エンジンを積んだガソリン大量消費型の派手なアメ車ではなく、コンパクトで環境にやさしいエコカー。目的だけでなく、その過程やコンセプトを大事にする。控えめだが、行動となればしっかりと周囲の状況を見極め、ズバッと踏み込む。市場の流れを見極める目をもった上での堅実さを備える山社長のそうした人柄は、同社の方針とそのままシンクロする。

 

父から受け継いだ“儲けを考えない経営”

経営者としては若い部類に入る山社長。バランス感覚に優れるその経営センスの一端は、同社のルーツに起因する。もともとは、健康美容関連商品の販売会社。当初は既製品を美容室などへ販売していたが、より安く、品質の高いものを提供すべく、直接工場へ製造を委託。いまでいうPB製品を扱うようになった。商才に長けていた山社長の父が始めた。当時保有していた住居兼用のマンションがオフィス。物心がついたころから、そうした環境に身を置いていたこともあり、山社長は教えられずとも製品の製造を委託する側の事情を体に染み込ませた。

ゲルクリームとは、ゼリー状の水溶性クリームのこと

会社はその後、美容液、化粧水、乳液がひとつになったゲルクリームを開発。今でも代名詞のひとつとなっている、当時としては画期的なそのゲルクリームのヒットで同社は軌道に乗る。そんな会社のまさに成長期に山社長は同社に就職した。当時社長だった父の背を見ながら帝王学を学んだ。いまも山社長の経営の判断基準となっている父からの言葉がある。“儲けを考えちゃいけない。品質というモノをとにかく大事にしなさい”。型破りだったが、商売に対する姿勢だけは職人気質だった父のこの教えを、山社長は今も胸に刻み、しっかりと受け継いでいる。

 

徹底する品質第一のポリシー

小売側の立場を熟知し、儲けではなく品質を重視する――。若い頃からこの2つをその身に叩き込まれている。だからこそ山社長の経営方針はぶれない。言葉だけではない“かゆいところに手が届く小回りのきくサービス”を当たり前のように提供できる。時には大口の受注を断ることもある。技術やキャパシティ的には対応可能であってもである。このご時世なら、ノドから手が出るほど欲しい案件といえるが、品質第一のポリシーに合わなければ、山社長は決断する。


ナユタの製品力イメージ

「品質というのは、出来上がりの質の高さだけじゃなく、それ以外の部分も含まれていると思うんです。私どもは少ない人数でやっていて、その利点としていろんな意味で融通が利く。柔軟性がある。目には見えないですけど、そうした部分も含めて対応するべきかどうかを判断しています。それが大きな受注の場合は、社員からはブーイングがくることもありますけどね」と山社長は、自嘲気味に話す。


優れた商品力=ヒット商品であるべき

こうした姿勢は厚い信頼となる。クライアントからは絶大な支持が集まる。自ずとその付き合いも、総じて長くなる。経営は順調で安定している。「ウチはスモールカンパニーでいいんです。(景気が)悪いときでもそれなりに利益を上げられる程度でいい」。経営の安定にも一切浮かれることなく、規模の拡大に対しても、山社長はあくまで控えめだ。

株式会社ナユタ 三郷工場
 


ナユタ作業風景

将来ビジョンはしっかりと頭にある。納期の短縮や新規原料の開発、マーケティング力の強化、着実に増加している新規顧客のさらなる開拓…。あたりまえのことばかりのようだが、全ては「優れた商品力こそが、ヒットすべき」という簡単なようで難しいテーマをクリアにするため、というからどこまでも筋が通っている。

異業種参入などで、市場の拡大とともに激しさも増す化粧品OEM業界。経済原理で効率化が重視されがちな中、ゆったりマイペースで顧客目線と品質重視を徹底する同社の社風はかえって際立つ。それは、単なる工業製品作りとは違う、人を美しくするモノづくりに必要な大切ななにかを教え、示しているようにも映るからなのかもしれない。

 
乳化窯 充填機 インラインキャッパー

会社概要

株式会社ナユタ
〒102-0074
東京都千代田区九段南4-7-24
TEL:03-3221-8961  FAX:03-3221-8966

株式会社ナユタ ホームページ

ホームページURL:
http://www.nayuta1986.com/


株式会社ナユタ 三郷化粧品工場

かゆいところに手が届くサービスを追求するナユタの姿勢は同社のWEBサイト上でも展開されている。「カスタマイズDE化粧品」というコンテンツでは、効果・効能や使用感など、希望する項目を選択していくと、最適の化粧品の提案が行われる。業界初心者でもアプローチしやすく、同社らしい配慮あるサービスといえる。▼

カスタマイズ 化粧品

事業内容

化粧品・医薬部外品全般のOEM製造。スキンケア化粧品、ヘアケア化粧品、ボディケア化粧品を主に、薬用化粧品、メイクアップ化粧品、浴用剤などナチュラルな成分を主体に、ハイクオリティな商品を製造する。

創業25年の歩み

1986年:東京都豊島区で創業
1987年:オールインワンのゲルクリーム開発
1989年:埼玉県下に工場を設立
1996年:山氏が入社
2001年:父の跡を継ぎ山氏が社長に就任

ゲル化粧品

たとえば、不純物を全く含まないH2Oの純水80%で造られた低刺激保湿ゲルクリーム、界面活性剤を使わないクレンジングゲル、果汁やエキスを配合したピーリングゲル。 その他、ゲルローションやパックや美容液など様々なシーンでゲルの形状は登場する。液とクリームの中間という絶妙の使い勝手が、多くのニーズを満たすのが、その理由といえる。

通販

グループ会社のジェルニックでは、同社の原点であるゲルや石けんなどをはじめOEMのベースとなる商品を販売する。消費者と直接の接点持つことで、製品開発に役立て、常にフィードバックを行うなどの役割も担う。密な連携により、受託一辺倒では失われがちな消費者、そして小売側の視点をしっかりと共有する。

ゲル商品 通販

ジェニック gelnic.com

 

目指すのは「ゲルといえばナユタ」への“深化”

ナユタ製枠練り石鹸

弊社は特に規模が大きいワケではなく、多くの化粧品OEM企業と比べ、特にすぐれるわけでもなく、かといって劣るわけでもありません。そうした中で、この規模感が逆に強みではないかと思っています。社内には開発陣、デザイナー、営業などいろいろな部署がありますが、基本的に私以外フラットな組織編制で、伝達は非常にスピーディー。フラットですから、柔軟性もあり、多様な案件にも対応できます。規模が大きくなれば当然、縦割りとなり、意思決定の速度が落ちますし、柔軟性も失われがちです。やはりトップの目がキチンと行き届くスケールでないと、本当に納得した製品作りは出来ないと思います。私は売れる商品がいい商品であるべきと考えています。広告費をたくさんかけた末のヒット商品を否定はしませんが、やはり本当にいい製品が売れなければ、社会貢献にはなりません。ですから品質にはこだわっていきたいと思っています。父には「儲けを考えちゃいけない」と教えられました。これはもちろん損をしろということではなくて、儲かるからやるではなく、やるべき、やる必要があることなら、損得は考えず取り組みなさい、ということです。だからというわけではありませんが、私は基本的にスモールカンパニーでいいと思っています。今後、設備投資ももちろん行いますが、新規化粧品原料開発など、よりクライアント様の付加価値を高められる方向へ注ぎたいと思っています。実は農業ビジネスにも着目していますが、これも何か付加価値アップにつなげられないか、という要素が入っています。弊社が得意とするゲルに関しては、さらに磨きをかけ、「ゲルといえばナユタ」というポジションを確固たるものにしていきたいと思っています。

株式会社ナユタ 山 尋士社長に聞く

代表取締役 山 尋士

代表取締役社長 山 尋士  氏

株式会社ナユタ

化粧品・医薬部外品全般のOEM製造。化粧品・医薬部外品の企画、開発、およびデザイン、資材の手配まで総合的にプロデュースする。

 
 


 
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