医療機関の先生方によるリレーコラム「安心・安全の創り方」第5回|岩本町医院 山縣 英晴 先生

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第5回コラム 岩本町医院 山縣 英晴 先生 私の考える安心安全

安心して摂るための最低限のこと

サプリメント

 

私はサプリメントに比較的多く関わってきた臨床医です。患者さんに摂取を勧めることもあればサプリメントを評価する仕事もしてきました。ただし絶対的な信奉者というわけではありません。多くの製品を評価してきた経験から品質がピンからキリまであるのも知っていますし、体に本当に良いのか未だに不明のものすらあります。なんでも自己責任で摂るのは勝手ですが、最低限この辺はきちんとして欲しいなと思うことをいくつか挙げてみました。

トレーサビリティ

偽装とか混入とか物騒なご時勢なだけに、できるだけ原料は国産で調達願いたいものです。また産の内外を問わずどこの誰が提供しているかを全ての原料で表示してホームページなどで公開すべきでしょう。カプセルタイプのものであればカプセル自体にもこだわりを持って欲しい。実際、そこまでこだわっているメーカーもあります。気に入れば毎日繰り返して摂るのだから、万が一のことがあれば被害は甚大。主食のお米と同じくらいの扱いが必要だと思います。

品質管理

よい原料でも製造過程が杜撰では台無しです。しかし素人には評価が難しい部分でもあります。従って信頼性のある客観的評価を参考にすることになります。ISO認定取得などを標榜すれば説得力が出ます。また製品の安全性試験の結果を公表することも大切です。できる限り公開して密室性を減らせば自ずといい加減な製品は作れなくなります。

摂りやすさ・美味しさ

錠剤やカプセルタイプなら形状に気を配る位でよいのですが、味のあるものは当然美味しさを求められます。しかし液体タイプで美味しいものは滅多にありません。胃腸の調子を崩していて食欲がない人に勧めるには酷なものも結構あります。調子を上げたい人が摂りにくいのでは本末転倒です。健康食品も食品の一分野ですからもう少し味にこだわって欲しいと思います。なお乾燥したキノコの製品には大変美味で食材として立派に通用するものがあります。有効成分の抽出や濃縮にこだわらず素材をありのままに提供するというのも一つの方法かと思います。

プライス

多くの製品を見ていると桁が違うのではと思うくらい高価なものがあります。高いほど効果があると思い込んでいる一部の消費者を目当てにした設定ではと勘ぐってしまいます。似たような製品でも価格の幅がありメーカーの思惑次第と感じられます。長く愛用され日常的なものとして多くの方の生活に溶け込むには適切な価格設定が非常に大事でしょう。また高価なものはそれなりの説得力のある具体的な理由が提示されている必要があるでしょう。


健康関連はブームが去ると見向きもされなくなることがあります。今は盛り上がりが収束に向かいつつある時期といえそうです。流行に左右されず残っていくためには何が必要かを考え直すべき時期ともいえるでしょう。そして食品であるという原点に立ち返り、素材や製造過程を見直すことが一番大切なことだと思います。

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プロフィール

岩本町医院 院長
山縣 英晴先生

URL:岩本町医院ホームページ
http://home.interlink.or.jp/~kazubox/

経歴

新潟大学医学部卒業。東京女子医科大学大学院博士課程修了後、同大学消化器病センターおよび成人医学センターで消化器、肝臓疾患の診療・研究に従事。その後都内医療機関に内科医長として赴任。内科・皮膚科・外科のプライマリーケアおよび在宅医療に関わる。1996年岩本町医院開設。

専門とする分野

がんの患者さんの相談が多いので、抗腫瘍効果の期待できるものをよく扱っています。また、生活習慣病 の中でも糖尿病はサプリメントによる代替医療が向いている面を持ちますので血糖降下作用に注目して おすすめするサプリメントも多いです。

コメント
現代医療が日進月歩に進歩していく中でサプリメントによる代替医療はどう位置付けるべきでしょうか。多くの疾患が治療可能となった現代でも治療困難な難病に対して現代医学と併用して効果を期待できれば代替医療は非常に有効な治療手段としてその位置を確立できるでしょう。 一方、漠然とした体質改善や低血圧改善といった生命予後にすぐには結びつかないことに対しては、より安全度の高いサプリメントの導入は個人の健康管理の範囲内で賢明な選択ともいえます。
どちらのケースもサプリメントに期待される重要な側面と思われますが、医師としては前者のような重症な患者さんへの対応にも充分に可能なように知識や技術を高める努力が必須といえます。
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