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第1回

試行錯誤して最高の組み合わせが誕生「ホワイトレディ」が大ヒットするまで

株式会社ハーバー研究所 代表取締役社長 小柳昌之氏


その後、世界に先駆けてタール色素をつかわない口紅を発表するなど、果敢に挑戦を続けるハーバー研究所は順調に女性の支持を集め、冒頭の「ホワイトレディ」の好調な売り上げにつながっていく。そこにあるのは“安全性”を厳しく追及する姿勢とそれに対する世間の信頼感だろう。創業20年目の平成15年6月にハーバー研究所はJASDAQ上場も果たした。

Q.上場して何か変化はありましたか?

大勢の方に株を持ってもらうということで、責任がすごく重い。周りの空気が急に重くなったというか(笑)。初日に1600円がいきなり5000円と、およそ3倍もの値がつきましてね。今は大体正常に推移して3000円前後の値動きになっていますが、5000円で買ってくれた人にも損をさせたくない。
何年かけてでも、その間の利子も含めて絶対に得をさせたい。そのために必死でがんばっています。

Q.初日にそのような値がついた理由をどのように考えていますか?

ハーバーという企業のイメージがしっかりと浸透していたようで、公開前から期待して下さった方が非常に多かった。説明会開催の申し込みもたくさん舞い込みました。説明会にも予想以上の参加者で予定時間を大幅にオーバーしたけれど、皆さんにハーバーのことを十分に知っていただけるよう丁寧に説明させてもらいました。そこが評価されたんじゃないかな。

Q.御社ではエビデンスを重視していますね。同時に価格は比較的リーズナブルです。エビデンスに関するコストが製品価格に跳ね返っていると思われるものが多い中、実際に儲けの部分が大変では?

北海道・苫小牧工場

“いい商品を安く出す”というのは永遠のテーマですよ。それを実現するための努力や工夫は当然のこと。ハーバーについていえば、北海道に工場を置くことでコストを抑えたり、商品開発スタート時には人をあまり投入 せず徐々に増やしていくとか。やり方はいくらでもあります。そういった工夫をせずにいるのでは、その企業の存在価値はないんじゃないかな。

Q.“安全性を追求”という企業イメージはBSE騒動の時にさらに印象付けられました。いち早く製品を回収したりなどの対策を取られましたが、損害も大きかったのではありませんか?

危険部位を使用した製品の販売中止をしたのは我々が最初だったんです。しかし実を言うと、僕はあの時日本にいなかった(笑)。重役や部長たちが緊急で協議して即、実行してしまったんです。決定時には1億円以上の損害を見積もっての決断だったから、よく決心したなあと感心した(笑)。まだ情報も錯綜気味で、自分ならもう2週間ほど様子を見ていたかも知れない。結局、損害は実質3000万円台だったけれど、なによりも安全性を第一に考えた彼らの行動がうれしかった。企業の遺伝子として、安全性第一という理念がしっかり受け継がれていたんだと。

Q.それはすばらしいですね。今後はどのような展開を考えますか?

今まで我々の利益の根幹を成していたのはやはり直販の部分でしたが、小売店への卸も考えていきたい。販売チャネルをあまり持っていなかったから弱かった面もあるけれど、商品の説明をきちんとできないと嫌だという思いもあった。全店で販売員への説明会を行うなど、条件を全てOKしてくれた大手販売店で5月から順次販売してもらうことが決定しました。最終的には3000店以上になりますね。

Q.商品の説明会ですか?

そうです。企業イメージを崩さず、商品説明もきちんとやってもらうという条件は絶対に外せないので。「騙している」とまでは言わなくても、消費者に対して「不公平じゃないか」と思わざるを得ないような商品広告も多くありますよね。

その中で、消費者に対して公正な説明をしていきたい。例えば、4月にコエンザイムQ10を配合した美容オイルを発売しますが、これについてもパンフレットで色々と詳しく説明してます。

化粧品にはわずか0.03%しかコエンザイムQ10を配合できないこともはっきり書きました。
たとえごく微量に過ぎないにしても、その能力を高めて広い範囲に多様な働きをさせればいいんです。コエンザイムQ10はスクワランといわば親戚関係で働きは非常に似ているので、必要な配合のノウハウも似ていた。そういった仕組みも消費者に知ってもらいたい。

Q.また新たな主力製品となりそうですね。ご自身のこれからの夢は?

いい商品をもっとしっかり世の中に広げたいですね。それが社会への貢献につながると考えていますから。世界中の女性を健康に美しくしたい。誰かに喜んでもらうと、その喜びが自分に帰ってくるものなんです。不思議なことに自然と幸運に恵まれる。経営者、特に創業者なら皆そのことを知っていますよ。やましい思いが少しでもあると、運はすぐに逃げていきます。

年齢的なこともあり、今は販売戦略などは他の人に段々と任せているけど、商品開発からだけはなかなか完全に足を抜けないんじゃないかな。でも、個人的に何か社会に還元する方法も考えたいですね。

Q.最後になりますが、健康美容EXPOに対して激励の言葉などありましたら(笑)。

小柳昌之写真

いやー、これはすばらしいと思いました(笑)。僕が会社を始めた時、最初にやったのがアメリカの博覧会へ行くことでした。当時は博覧会が少なくて、アメリカまで行かなくちゃならなかった。世界中の企業が参加していましたね。その会場で、「どんなメーカーや素材、理論があるのか」と、ありとあらゆる知識を仕入れた。それがインターネットで手軽に出来ちゃうんだから、勉強の場としてはもってこいですよ。

僕はわりと勘がきく。パッとアイデアが浮かんで、それがうまくいくことが多い。この“勘”というものは研究や知識を積み重ねて、理論構成がしっかりしていれば、おのずと冴えてくるものなんです。だから、インターネットの展示会は健康産業だけでなく、世の中にとっての貢献度がとても高いと言えるんじゃないかな。


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株式会社ハーバー研究所
代表取締役社長
小柳 昌之氏
(こやなぎまさゆき)
1939年北海道生れ。慶応大学経済学部卒業後「大平洋大学」に参加し諸外国を巡航。大宅壮一氏、大森実氏、秋山ちえ子氏に師事。
帰国後、美容と健康問題に深い関心を抱き、1983年、ハーバー研究所を設立。ハーバー・グループを全国にネット化。独自の、高品位なスクワランを中心とする、徹底して天然由来の成分にこだわった「スクワラン美容」及びビタミン等の栄養補助食品の普及に努め、現在に至る。

コエンザイムQ10を配合した 『スクワQ10』
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