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TOPページ > 代替医療・統合医療コラム【第6回】代々木公園診療所 亀井眞樹院長

代替医療・統合医療のコラム


医師・臨床思想家
亀井眞樹(代々木公園診療所院長)

医師。臨床思想家。東京大学医学部医学科卒。大学院在学中の1992年に開設した代々木公園診療所で統合医療を実践するわが国の統合医療の旗手。専門は神経内科学・漢方医学。陳氏太極拳伝人。漢方医学に関する医師・一般向け著述・講演多数。臨床という人間の営みの特殊なフィールドから「現代の次の時代」を模索する「臨床思想家」として學藝院有機複合体構想を創案・提唱。現在、政・官・財・学・民の各界とその実現に向けプロジェクトを推進中。また、株式会社ツムラより生薬を素材とした健康食品事業の営業譲渡を受け、現在株式会社Jハーブ代表取締役社長。六本木男声合唱団倶楽部プリモ・テノール、エンジン01文化戦略会 議幹事会員。

医師・臨床思想家 亀井眞樹氏(代々木公園診療所院長)写真


第6回 私の考える統合医療とは

現代医学と漢方医学を主軸に − スーパー専門医は統合医療のエキスパート

1970年代からの現代医学の進歩についてはいまさら論じるまでもありません。現代医学は間違いなく史上最強の医学ですし、今後もさらなる発展をすることでしょう。
 ところが不思議なことに、すさまじい勢いで進歩を続ける現代医学にある種の限界が見えてきたのもまた確かではないでしょうか。ビッグバン以降膨張を続ける宇宙に、その「縁」が観測されつつあるような感じだと言えばより的確にイメージできるでしょう。現代医学が究極に進歩したとしても、その視座からはみ出てしまう人間のいのちの領域があるということです。

統合医療は、このように予測可能な現代医学の将来の限界を、あらかじめカバーすることをひとつの目的にしていると考えています。であるなら、まだ現代医学が極限まで進歩しておらず、解決できない問題があまたある「今」、統合医療はなおさら力強く成長すべきではないでしょうか。

統合医療の中で現代医学が中核にあるのは勿論ですが、長年にわたり歴史的な検証の積み重ねのある伝統医学も、同様に重視されるべき存在だと思います。伝統医学とは漢方、アーユルヴェーダといった古代の自然哲学に基づいて知識・技術が体系化されているものをいい、伝承医学といわれる民間の言い伝えの類いとははっきり区別されます。

国内で認められている伝統医学に漢方医学があります。私は1992年に代々木公園診療所を開院して以来、医師及び一般向けに講演会を行い、漢方の普及および啓蒙活動に努めてきました。数多くの先輩方が従来尊いご努力を積み重ねられた結果、2001年文部科学省により漢方医学は正式に医学として認められ、現在80ある全ての大学医学部で、漢方医学の講義が行われています。うち79校で8コマ以上の講義が実施されるに至りました。

こうした一連の変化の中で,漢方薬のトップブランド企業である(株)ツムラの果たされた役割は特筆すべきものがあると思います。私も地方の講演などでよく協力させていいただく機会があります。

また余談になりますが、漢方医学が国内で正式に認可された背景に、米国が伝統医学におおいに着目し始めたという経緯も少なからず影響しているように思います。知財国家戦略の一環と考えられますね。

さて、統合医療をより発展させるためにはまず、統合される医療体系・技術体系間の位置関係を表すマッピングを構築することが大切だと考えています。

統合医療において主軸となる現代医学と漢方医学ですが、私は理解を容易にするために「現代医学は無敵の右腕、漢方医学は奇跡の左腕」とこれまで機会があるごとに申してまいりました。双方を同時並列して実践することでより高度な医療上の問題解決能力を提供できるからです。

現代医学と漢方医学を車の両輪とした場合、それらに対するオプションとして「健康食品」や「アロマセラピー」などのさまざまな要素が存在すると考えられます。

統合医療とは、患者に対して現代医学を含めた様々な選択肢を与えることにほかなりません。わが国では専門医が尊重される傾向にありますが、そもそも専門医制度のような資格制度とはある水準を保証するためのものであって、最高のものを保証するわけではありません。

そうした点を再認識していただくと,患者にとって最高の医療を実現すべく、病気に対するあらゆる診療情報、あらゆる選択肢を患者へ提供することができる医師、つまり専門医のさらに上をいくいわばスーパー専門医は、したがって統合医療のエキスパートでなければならないということがご理解いただけると思います。

私が統合医療に関心をもつことになったきっかけとしては、学生時代から伝統の陳氏太極拳の修練に明け暮れ、東洋思想を体内に濃厚に持っていたことがあります。また東大医学部卒業後選択したそもそもの専門領域が神経内科という難病ひしめく科目であったこと,また救命救急センターでの経験を通して現代医学の強みと弱さの両方をよく体感できたことがあると思います。

ガンの治療の後遺症で悩む患者、日常生活で深刻な苦痛や不便を感じていながらも現代医学の領域では十分な問題解決ができずに途方に暮れている患者がたくさんいます。
 臨床医学・医療は目前で苦しむ人間を救うことに最大の価値があります。真理の探究はあくまでそれを支えるためのものです。

したがってたとえエビデンスでは9%しか効果が認められない治療法だとしても、それがほとんど不治の疾患である場合には、統計学的な視点からだけでこれを否定することはできない。それが臨床の世界なのです。

パーフェクトに近いエビデンスのある治療法だけを積み重ねた医療でなければならないとしたら、医学が進歩の極限に達するまで患者は納得する医療を受けられない可能性があります。

統合医療において何を治療法として選択するかという判断は、患者と医師の誠実な話し合いのなかで行われなければなりません。

そのなかでは、合意の上でいわゆる“プラシーボ効果”を積極的に利用することもあり得るでしょう。厳密な作用機序が不明でありまた再現性・エビデンスとも全くといっていいほど未整備ですが、中国の臨床例では、伝統的な治療法として信頼されているパワーストーンの活用が実際に治療効果を持つことも知られています。

また、1兆円超の市場ともいわれる健康食品は、疾病の1次予防としても、統合医療の中でも近い将来的に正しい地位を占めなければならないと考えています。健康食品にはメディカルフードと呼ばれるべき性質のものから、不足する栄養を補給する本来の意味での単純なサプリメントまで多種多様なものがあります。わが国では現在それらを健康食品としてひとまとめに捉え、一部に対して臨床エビデンスは不完全であっても含有物質の実験的機能性を根拠に一定の認定をするという制度を適用していますが、まだまだ消費者の利益という視点から見たとき,また統合医療という新しい視点から見たとき,未整備な状態にあると言わざるを得ません。

私は(株)ツムラの健康食品事業部門を営業譲受した健康生活企業 “Jハーブ”を現在経営しています。Jハーブは統合医療の時代の健康生活企業として「健康情報事業」「健康食品事業」「健康文化事業」の三つを柱としていますが、とかく問題が多いとされる健康食品事業においては、その模範となるべき企業として、医療業界からも消費者からも信頼される企業でありたいと考えています。



代々木公園診療所での診療について

現代医学を主軸に、さまざまな選択肢を患者へ提供

代々木公園診療所では統合医療を実践しています。すなわち現代医学を主軸に、漢方を始め、健康食品やアロマテラピーなど、さまざまな選択肢を患者に提供しています。統合医療実践の前提として、より精度の高い現代医学の実践ということがありますから、CTほかほとんどの検査機器類を1992年の開院当初より装備しており、また診療にあたる医師についても複数の大学から協力を得る診療体制を構築しています。

漢方医療の凄みをまだご存知でない方も多いのではないかと思いますが、数年来東京都内のほとんどの大学病院の皮膚科で十分な治療効果のなかった皮膚疾患に2週間ほどで完璧に近い効果を見たり、あるいは腸閉塞で通常なら入院が必要な状態でも、外来の処置質での治療で、6時間ほどで解除してしまったりと、さまざまなケースがあります。

アロマテラピーに関しては、費用もかからない分勧めやすいという点もあり、私自身でも“塗香(ずこう)”という生薬をベースにしたものを普段の生活に取り入れています。これはわが国の知の巨人・空海が真言密教の体系の中で用いたもので、非常な精神安定効果・集中力増強効果があります。嗅覚を刺激することで、脳には大きな変化が現れます。なかでも大脳辺縁系から視床下部へ刺激が伝わり、各種のホルモン分泌の調整を促すことから、簡便で副作用もない割には一定以上の効果が期待されます。

漢方薬も匂いを感じながら飲むことで、さらに効果があがる場合のあることがわかっています。またシトラス系の香りが疲労回復によいなど各種の効能が比較的体感しやすいことから、芳香性の入浴剤などの利用も積極的に患者に勧めています。

健康食品は、患者の症状を診た上でいくつか候補を選択し、2〜4週間患者にトライしていただき、経過をみながら最終的な選択をしていただくことが多いですね。また患者がある健康食品を利用したいと相談してきた場合には、製品表示などを参考に、歴史的検証の有無や実験事実の精度、エビデンスの確実性などを調べて医学的に可能な限り厳密に説明し、これが患者に適したものであるかどうかを一緒に考えるようにしています。

健康食品をお薦めした具体的なケースでは、都内の信頼すべき中規模の中核病院で両側の卵巣がんと診断された30代の女性に、4週間の予定ということで天然のメシマコブの摂取を始めていただいたことがあります。天然のメシマコブは古来女性の不正性器出血に用いられてきたという歴史的事実があります。生殖器系の悪性腫瘍が古代においては「体調不良を伴う不正性器出血」という形で認識されてきた可能性があり、実際,代々木公園診療所では子宮頸癌のステージが軽快の方に「戻って」しまった患者が天然メシマコブを摂取していたというケースが数例続いて観察されています。

代々木公園診療所
▲代々木公園診療所
診療所の受付
▲診療所の受付

こうした歴史的事実や臨床例につき、天然メシマコブ以外の関与の可能性についても医学的に十分に厳密に説明し,かつ費用の問題についても理解していただいて、摂取をはじめていただいたところ、天然メシマコブの摂取を開始してから約3週間後に、セカンドオピニオンを求めて受診した都内の大学病院で実施された検査で「悪性腫瘍はすでに認められない」と診断されるにいたりました。

天然メシマコブは腫瘍細胞の自死、すなわちアポトーシスを誘発する可能性が実験的に示唆されていますが,MRIではまさにそれを彷彿とさせるように、前医では腫瘤影のあった付近に嚢包(のうほう)が2つあるのみでした。

近年一般にも次第に認知されているように、一定の割合で悪性腫瘍の自然治癒という現象が存在することが知られており、こうした例をもってただちに卵巣腫瘍に対して天然メシマコブが有効である可能性がある、と安易に推測することは、臨床医学では厳に慎まなければならないことは当然ですが,目前で疾患の恐怖に苦しむ患者がその苦痛から解放される歓びこそ、臨床医の誇りであり喜びにほかなりません。

これからの統合医療の時代に、健康食品が持つ可能性を、医師と患者、企業と国のそれぞれが十分に注意深く誠実に、今後も追求していくべきではないかと考えています。








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